ミドルエイジからのホームステイ&英語研修 参加者の声

ハミルトンコース 体験記1(2011年参加)

大阪府在住  Tomika氏

オークランド空港は思ったより寒いです。バスでハミルトンへ。広々とした景色、どこまでも続く牧場に「あー、ニュージーランドに来たんだなー」と感慨深く見とれています。あれ?景色の中に牛はいるけど羊は見えません。「えー、ニュージーランドといえば羊でしょう」と思いながら、雨の中を2時間ばかりドライブします。到着したのは大学の駐車場。お迎えに来てくれていたファミリーとの対面「わっ!英語や!外人や!・・・当たり前やけど・・・」車で家に向かいます。ドキドキ・・・。あれ、車は日本車なんやわ。あとで知ったのですが、ニュージーランドは日本の中古車が人気で、7割以上が日本車だそうです。

当然ですが、家に着いたら質問攻めです。なれない英語を駆使します。でも、会話というより、単語を並べて何とかわかってもらおうと頑張ります。考えたら40年近く英語と接してないわけで、何の準備もしないままここへ来てしまったわけですから仕方ありません。ここからいきなり英語漬けが始まります。夕食、自己紹介、テレビ、どれもこれも英語です。今日から長い長い12週間が始まります。「これからいったいどうなるんだろう?」生活習慣の違い、言葉の違い、文化の違い・・・違い・・・違い・・・「ほんまにやっていけるんかいな?・・・いや、これを求めてきたはずや・・・」自問自答しながらベッドに入ります。日本の家族の写真を見たり、明日からのスケジュールを読んだり、朝起きたらどんなことを話そうと考えて辞書を引いたり、一時間おきにトイレに行って。。。こうして眠れない最初の夜を過ごします。

次の朝「おはよう、眠れた?」の挨拶に、眠い眼をこすりながら、しかも目の下に隈を作って「よく眠れました」と挨拶を返します。

ホストマザーとバスで大学に向かいます。教室で日本から来た皆さんと会って、日本語でしゃべって少し気持ちが楽になります。皆さんも緊張の一夜を過ごされたようでした。

ここでびっくり。いきなりお茶やスコーンクッキーなどの用意が始まります。これも後で知ったのですが、こちらでは"モーニングティー"といって朝食と昼食の間にもう一食?程度のお茶の時間があります。「さっき朝ごはん食べたばっかりやんか。言っといてくれてたら朝ごはんセーブしたのに」と思いながら紅茶をいただきます。スコーンが美味しそうだったけど手が出ません。でもホストファミリーの人たちはしっかり召し上がっています。ニュージーランドの人たちのご立派な体格の秘密を垣間見た気がしました。

英語のトレーニングという点では、テレビや新聞も役には立ちましたが、やはり実際に聞いてしゃべってが何よりでした。時間のある限り街に出たり、買い物に行ったり、うろうろして歩きます。バーのお兄ちゃんや、レジのお姉さんや、ロト売り場のおばちゃんや、コーヒー屋さんの店員さん、散髪にも行きました。みんなとの簡単なやり取りがすべて勉強のタネになります

家での会話には毎日のようにトピックがあります。新聞やテレビの報道がヒントになることも多くあります。宗教や信仰と日常生活との関連の話。社会の変化と生活の変化、現代の人々の価値観の変化、それらにまつわる教育や今の子ども達の変化の話。話題は哲学、宗教、美学、生活、医療福祉、自然環境など多岐にわたります。納得するまで説明を求められるので大変です。神様がどうだとか、仏様がなんだとか、子どもの成長に何が大事だ・・・と英語で話すわけですから。でも、これがとてもいいトレーニングになったのは言うまでもありません。

ファミリーの家族や友だちとの食事やお茶、パーティーなどにもついて行きます。私の誕生日パーティーも開いてくれました。たくさんの英語しかしゃべらない人たちの中にいるのは苦痛さえ感じることもあります。でも、これも凄いトレーニングでした

時々、教会にもついていきました。最初は神父さんの話もスクリーンに映し出される文字も、ちんぷんかんぷんだったのが2ヶ月半を過ぎた頃、それらが何とか理解できるようになって来たのです!!少しだけだけど英語が身についた気がした瞬間でした。

最初の4週間はキウイスタディーのメンバー達だけで授業でした。日本語が使えることがストレスの発散になります。期間の後半は別なコースに移ります。ここは若い学生ばかりです。そしてさまざまな国の学生達と机を並べることになります。これがなかなか大変ですが、とても楽しい経験になりました。彼らも私達も英語は苦手です。でもコミュニケーション手段は英語しかありません。身振り手振りと片言英語で意思の疎通をはかります。他の国のことを直接知ることができることに感動します。こちらの事もより正確に知らせようと努力します。自分の年齢を忘れる瞬間です。これは英語力と言うよりコミュニケーション力を身につけた気がします。海外にメールができる友達ができたことにも喜びを感じています。

土曜日や、放課後にさまざまなアクティビティが用意されており楽しく参加できました。でも他にもやりたいことがたくさんあります。写真を撮ったり、スケッチをしたり、買い物に出掛けたり、湖畔や川辺を散歩したり、公園でのんびりしたり・・・もちろんバーやレストランにも行きたいし・・・時間がいくらあっても足りません。大学の構内だけでも相当に広く一回りすると一時間はかかります。何もかも見て歩きたい、経験したいと思っている私には、もう少し自由にうろうろできる時間が欲しいと思いました。

最初は青息吐息のスターとでしたが、何とか12週間を乗り切ることができました。救いはステイ先のファミリーの人柄だったと思います。とてもいい人たちです。陽気で明るく、そしてやさしい年配のご夫婦です。近くに住むご家族の方々も、友人も、とても素敵な方達です。皆さんで私を大切にしてくださいました。感謝、感謝の12週間でした。

ハミルトンコース体験記 1    

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