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THE UNIVERSITY OF WAIKATO
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NZ留学体験記
ウの目トシの目熟年NZ遊学記
【ウの目トシの目-熟年NZ遊学記-】
「ウの目トシの目 熟年NZ留学記」は、2003年秋から「夕刊フジ」の関西版に同時進行体験記事として連載され、たくさんの方々の関心と共感を呼びました。その中からいくつかの記事を夕刊フジのご協力で紹介させていただきます。Langage Instituteでの授業風景など、楽しい雰囲気がよく伝わってきます。
第1回 艶桜に大和おのこの心は揺れて 第4回 期待どおりの美人先生が…
第2回 第2の人生「渡りに船だ」 第5回 言葉以上に難解? ケッタイな級友たち
第3回 ここにもやっぱり試験はあった
 
 第1回 艶桜に大和おのこの心は揺れて
2003年9月下旬ー。
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関空から数時間。ニュージーランド上空の機内からは、真っ白に残雪(新雪ではありません)をかぶった山々が連なっているのが見える。その瞬間、南半球に来たんだという実感がググッとわいてきた
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ハミルトン市内の民家の庭には満開の桜が。感動して思わず、「ブラボー」と叫んでしまった


 どういうわけか、今ボクは、東経173度、南緯38度あたりの、デッカイ島国の内陸都市・ハミルトン、それも絶景のど真ん中に突っ立っている。おまけに
、めっぽう艶っぽく心浮き立つ木々の歓迎攻めを受けている。信じられますか。桜が咲いて、黄色いタンポポの花びらが風に揺れ、民家の庭先でモクレンが満開なんです。どれもこれも早春の花です。

 ちょっと小耳にはさんだ限りでは、この国の桜は、日本で最も一般的なソメイヨシノではありません。そういえば、ヤマザクラのようにやや小ぶりなような気がします。それに、ここ北島では、満開を1週間ばかり過ぎているのが残念です。

 しかし、桜はやっぱりサクラです。青空に目いっぱい背伸びしてみせるその樹姿と可憐な花の色合いは大和おのこの繊細なる心をば大いに揺さぶるものがあります。 

 ウーンとうなったついでに、連載初日の今日は、ご挨拶も兼ね、なぜボクがこうして今、この地にいるのかについて「前ふり」をしておかなくてはなりません。

 実は、ボクはこの国が初めてではありません。それは2年前、一人のツアーと客としてここニュージーランドの南島のクライストチャーチを訪れた夜のことでした。遅めの夕食を終えてレストランから出てきた真っ暗な路地で、5人ほどの人影からいきなり、こんな声をかけられました。

 「オイ、オマエ、ドコカラキタノダ?」

 もちろん、英語でありました。男の声です。

 「from japan」

と答えながら、正直、こいつら、ひょっとして強盗じゃあるまいか、とドキリとしたのも事実であります。ど、ど、どうしよう! 明るい大通りへ逃げるにも50メートルはある。心臓がドスン、ドスンと轟音を発していた。

 「(アッと驚くワイセツ日本語連発)・・・。オー、ジャパニーズ」。 あとには、当然、猥雑な笑い声が続いた。

 なんじゃこれは!

 ところが、大通りに向けて大声をあげて立ち去る男たちの顔を、目も慣れてよく見ると、どいつもこいつも、まだ12、3歳のあどけなさじゃあないですか。

 これが、ボクが、この国を再度訪れようという気になった理由の一つであることは間違いありません。そのワケは、おいおいご報告いたします。
(鏡 太)
※「ウノ目トシの目」(2003年10月〜2004年3月まで「夕刊フジ」関西版に連載)より
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